古民家カフェ「Chez利太郎」は、一級河川「肱川」の河畔にたたずむ醤油醸造店舗であった築80年を超える古民家を改修し、人と地域が交わるコミュニティカフェとしてNPO法人おおなる工房が運営しています。
　この古民家は、昭和14年に「醤油”義士心（ぎしごころ）”醸造元　大石利太郎本店」として建築され、愛媛県南予地域一円に顧客をもつ醤油醸造所として繁盛していましたが、その後の大量生産・大量消費という時代の流れと後継者不足により、昭和30年代後半に廃業。その後は人が住むことなく、長らく空き家の状態でした。
　平成28年、この古民家を活用して地域活性化を図りたいとの想いから、地元有志によりNPO法人おおなる工房を設立。さまざまな支援や助成を受けながら改修工事を進め、途中、平成30年7月の西日本豪雨により270㎝の浸水被害を受けましたが、令和2年3月に1階部分の改修工事が完成、同年8月から古民家カフェ「Chez利太郎」の運営を開始しました。
　カフェでは地元産品をはじめ、できるだけ地元に近い産品を使用した料理を提供しています。窓から見える肱川の景色と地元産品で季節を感じながら、古民家で過ごす楽しいひとときをお過ごしください。
　また、カフェ以外にもスコーレ（新しい知と出会う場）の活動も行っています。詳しくはフェイスブック・インスタグラムにて情報発信を行っていますので、ぜひご覧ください。